君に溺死

無意識に僕が求めていたモノは、やっぱり君だった。

藤咲率いるplactic joke、イタズラが統括する北エリア。南エリアを統括する僕がここに居る事が知れたら、きっと抗争が起こるんだろう。



「…どうでもイイや。」



めーちゃんに逢えれば。その後の事なんてどうにでもしてみせる。過信なんかじゃなく、めーちゃんに逢う為になら僕は。

もう一人の「俺」になるよ。

死神の名に恥じない、God Of Death 副総長の俺になるよ。死神が鎌を持つ様に。俺にはこの右手があるから。邪魔する奴は狩り捕るだけだ。

君が想う、アイツを狩ったら。俺の事、嫌いになるのかな。
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