約束
「でも、最初のプレゼントは形に残るものあをあげたいなって思うの」
「これから長く付き合うつもりなら、そのうち聞けばいいよ」

 彼女の言っていることは最もだと思う。

 それに今は彼自身、そんな気分ではないはずだ。それに彼の足手まといだけにはなりたくないと思っていた。

 そこで晴実の飲むグレープジュースも底をつく。
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