完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
ベッドに体を沈められ、
私の首筋を晃一さんの唇が優しく降りる。
晃一さんに抱かれるのは、初めてじゃない。
だけど、
今日の晃一さんは、どこかおかしい。
昼間だし・・・・
どうしたんだろう・・・・
「晃一さん?」
首筋から、唇が離れ
私の上で、見下ろす晃一さんを呼んだ。
「さっき、基樹と・・・何話してたんだ?」
基樹さんは、晃一さんの親友。
クリスマスの日、毬子さんと啓人さんの結婚式があり、
その時に、面識があり、廊下ですれ違った基樹さんと少し話してた。
それを、晃一さんが見ていたらしい。
「え? 挨拶と、晃一さんをヨロシクって言われてたの」
「・・・そうか・・・」
私の体を離れ、ベッドに腰掛ける晃一さん。
「すまない、急に・・・」
私も、上半身を起こし、晃一さんの傍に寄る。
「ねぇ・・・もしかして、ヤキモチ、焼いてくれたの?」
私の問いに、大きなため息をつき、頭を抱えた。
またまた発見、ヤキモチ焼きなトコ・・・・
なんだか、少し、嬉しくなった。