悲恋~歌姫HARUHI~
「どうしたんだ?
事務所からヤキ入っただろ?
俺も責任とらなきゃさ…
迷惑をかけてしまったから。」

ヒロの顔が曇る・・・・


「はい。
おじさまにもご迷惑かけて
ごめんなさい。」

私は頭を下げた。



「芸能人なんだからお互い
気をつけて行動しなければ・・・・
俺達のような関係は一番
ネタになりやすいから。」


ヒロ・・・・
やっと勇気が出たよ・・・

どうか
私の恋の終わりを告げてください。




「ごめんなさい。
でも…それもいいかなって…
私を……お嫁さんにして?」


ここから連れて逃げて・・・


「俺の?マジで言ってるのか?
歌手になりたかったんだろう?
春妃は夢を捨てるのかい?」


ヒロの顔が険しくなった。



「もう書けないんだもん…
書くことは尽きないって思ってたのに
もう片想いの詩しかかけないし
歌えない・・・・今にきっと
あきられてしまう…怖いの…」


もう全て・・・・
ヒロに打ち明けよう・・・
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