【完結】俺様王子×天然ちゃん
「うわっ!」



愁くんはあたしに視線を向けて言った



「楓~いきなり抱き付くなよ、びっくりするだろ?」



「だって、こうしたかったんだもん」



あたしはそう言うと、抱き付く腕にギュッと力を入れた



「ったく……甘えん坊だな、楓は~」



愁くんはそう言うと、あたしの頭を優しく撫でた


「いいの、愁くんの隣りに居るのはあたしだけなんだから」



あたしはそう言って満面の笑みを浮かべた



「ふっ……そーだな、俺の隣りに居ていーのはお前だけだもんな」



愁くんは優しい声でそう言った



「うん……あたしだけ」


愁くんに聞こえないように小さく呟いた





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