【完結】俺様王子×天然ちゃん
「ん?なんか言った?」


愁くんはあたしに視線を向けた



「ううん……なんでもない」



「そっか」



「うん」



あたしはニコッと笑った


そうだ……



今、愁くんの隣りに居るのはあたしになんだ……


だから、自分に自信を持たなくちゃね



あたしは……愁くんの彼女なんだから



愁くんの彼女は……あたしなんだもん



「ねぇ、愁くん?」



あたしは抱き付いたまま愁くんを見上げた



「んー?」



「……大好き」



「うん、知ってる」



愁くんはニコッと笑うと、そっとキスをした





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