運命 〜愛してる〜

秘密

その時、あたしには彼がいました。
上京した時、地元の元カレが大阪にいたので一緒に住まわしてもらっていたのですが徐々にいずらくなり今の彼の家に住むことに。
彼は同い年の裕司。キャバクラで知り合いました。やんちゃで連絡もマメで甘えん坊タイプ。
一緒にいて楽しいし知らない土地での生活では何かと頼りになる。

だぁりんとは一緒になりたいけどなぜか距離があり中に入り込めなかった。連絡も週1あるかないか。寂しすぎる。
でも仕事頑張ってるんだし無理は言えないと思ったから。でもいつも気になって心が苦しかった。
ちょうど半年がたった忘れもしない12月3日だぁりんがお店に来た。
愛『だぁりん、好きすぎるんですけど。』
長『俺もや。』
愛『絶対うそや〜』
その時、だぁりんがコースターの裏に何か書き始めた。
長『はい。』
渡されたコースターの裏には、
「すきや、つきあえ!」って。
愛『えっ!!ほんと?嬉しい!』
表現ベタで思ったことゆえなくて頑固なだぁりんがつきあえって!
そんな言葉一生聞けることないと思ってた。その時にだぁりんも好きでいてくれたんだと実感できた。
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