LoveLetter

すると。。

「わかったよ!電話してくるよ」

私が怒ってたのを感じたのかトオルはケータイを持って外にでて行った。

「あいつもなぁ。。優しすぎるから」

ハルさんがボソッと言った。

「優しいって、トオルが!?」

「今の彼女はさぁトオルに一目惚れだったんだよ。それでずっと店では隣をキープしてさぁ、アピールしてたんだな。それであいつも告白されて付き合うようになったんだけど」

「へぇ〜彼女から告白したとは思わなかった。」

「それでさぁ、彼女って言うのがまたちょっと厄介で。。なんかすぐあいつと喧嘩したりするとリストカットしたりしちゃうんだ」

「。。。へぇ」

「だからよこの前も『別れよう』って言ったら『死ぬ』って言い出してまたリストカットしたらしい。だから可哀相であいつも強く言えないんじゃないかなぁ」

「。。それって優しさなのかなぁ?」

私は思った。

可哀相そうだから側にいる。
だけど、隠れてキャバクラ行って遊んだり。

彼女はそれでも幸せなのか。。?

それも一つの恋の形なのかなぁ?
< 122 / 191 >

この作品をシェア

pagetop