LoveLetter

ハルさんは黙ってお酒を飲んでいた。

それから20分くらいしてトオルが店に戻ってきた。

「。。もう本当疲れました」

ハルさんにボソッと言った。

「。。どうなった?」

「もう無理矢理、別れました。」

別れた。。!?

私はトオルとハルさんの会話に入れず、ずっと黙って聞いていた。

「したら、またリストカットするんじゃないのか?」

「。。もう俺にも無理っす」

「まぁ〜お前に気持ちがないのに側にいてもなぁ」

「やっぱり自分の気持ちには嘘つけなかった」

トオルがちょっと切ない顔をして下をうつむいた。

「偉いじゃん。そうだよ!好きでもないのに側にいるなんて彼女にしてみたら1番悲しいことだもん。」

私は心で思ってた言葉がつい口にでてしまった。
。。やばい

私は気まずくなり下を向いた。

「。。。ありがとう」

トオルがボソッと返事をした。

「。。うんごめん。私、関係ないのに」

「マユのおかげだよな?怒られなかったらまた逃げてたもんな?」

ハルさんが言った。

「。。本当また逃げてた」


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