私と彼の関係
 いまさら花火大会に行きたいとは言えずに、宮野君と一緒に並んで歩く。


「宮野君が最初、学校の友達にあわせたのはそういうことと関係あるの?」


「一人はそういうことを企てていた奴で、後は来たいって言った人をとりあえず呼んだ」


 あれもそういうことだったんだ。宮野君が彼女に会わせるといえば、彼を好きな子が会いにきてもおかしくない。


 今まで不思議だったことが一つにつながっていく。


 そんなことまで考えたこともなかった。



 そこに宮野君の私に対する気持ちがあって、嬉しかったのだ。


 もっとその気持ちを満たしたくなって、問いかけた。


「いつから私のことを好きになってくれたの?」


「さあ」


 彼は淡々とした表情で応える。


「知りたい」


 そういう私を無視して、宮野君は私の家への道を急いでいた。
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