天使のような悪魔な?!恋人
「い、いや?!
なんでもなぃ!!」

しゃがみ込んで顔を見られないように
隠した。

なんなのよ?!
頭が働かないよ-!!

「ブハッ。」


ん?!
なんかすごい声が聞こえたような。

声のしたほうに顔を向けると
雨沢君の顔が真っ赤に染まっていた。

「可愛すぎ。クックッ。」

必死で笑うのを堪えてる彼を
見てたらなんで
こんなに怒ってたのか
バカらしくなっちゃった。


「ゴメンね。初めての感覚だったから
自分でもびっくりしちゃって。」

素直にァタシの気持ちを打ち明けたかった。

「うん。俺もゴメン。
昨日はダチに無理やり連れてかれて
そこで偶然逢ったクラスメイトだったんだ。
だから、何もないから。
俺がスキなのは蒼だけだよ。」

最後の言葉にぃつもより
ドキッとしたのは雨沢君が
とっても真剣な顔だったから。

そして、2人の唇が重なった。

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