天使のような悪魔な?!恋人
「ァタシもス…キ。
彩…雅…。」

体中の熱が一気に
顔に集中したように
のぼせそうだったけど、
今すぐ名前を呼んであげたかった。

「……いま、なんて、
初めてだよな??
やべぇ。泣きそうだ。」

えっ??そんなに??

「雨、?!」

体が包まれていた。

「もっかい呼んで??」

「えっ??」

「名前。」

「彩…雅…??」

「クスッ。なんで??つけんだよ。」

「あっ。ゴメン」

「大スキ、蒼」

もう1度唇を塞がれた。


こうしてァタシの嫉妬??事件は
幕を下ろした。
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