i want,のレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2014/10/24 08:18
投稿者: かな さん
心が、芯からふるえること

感動した、で済む感情じゃなかった。感情をまとめられず、腑抜けになったようで、レビューを書けなかった。そういう体験をさせてくれた、初めてのお話です。 小学生の頃から、大人になるまで。不安定な初恋と、抗えない不変の中で、紡がれる軌跡を描いた小説…だなんて、そんな簡単に片付けたくない。あらすじは書けない。言い表すことができない。 あおの想いが突き刺さって、痛かった。けれどいつまでも見ていたかった。心が芯から震えて、叫んでいるようで、私の心にも、炎が生まれていた。あおが舞った夜の、祭りの炎。あおとヒカルが互いに向ける、目の奥の炎。幻想的なのにリアル。求めすぎることの乱暴さと気高さと美しさから、まだ抜け出せない。 何度泣いただろう。流したのは、何時もとは違う種類の涙で。止まらなかった。そしてやっぱり、数日経った今でも上手くレビューが書けなかった。 このお話は、私の宝物です。

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★★★★★
2012/10/04 20:02
投稿者: 花丘きよ さん
清くなる

思春期、誰もがきっと胸に抱いた「衝動」「憧れ」「優劣」。 この時期を境に、二人の世界はその不協和音をさらに強いものにしていく。 別々の道を歩んだ二人。 それでも胸には、いつも同じ痛みがあった。 たくさんの痛みを抱えたあとには、なにが待つのか。 かつて子供であったひと これから大人になるひと そのさきを前にするひと 思春期特有の、壊れそうで甘い痛みを知るすべてのひとに読んでいただきたい。 黒い渦に呑まれそうになりながらも、ただひとつ大切なものを守るため 清くありつづけた彼ら。 きっとあなたも、心震えるはず。

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★★★★★
2011/10/03 21:30
投稿者: *流花* さん
ネタバレ
素敵なお話でした☆

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★★★★★
2011/04/19 07:50
投稿者: 千原 奏実 さん
たった一つの純愛

二人がもがきつづけた幼い日々。 "学校"という小さな社会で、必死に立ちながら無理して上を向いていた。 青春っていうのは、決してキラキラしたものだけじゃない。 苦くて、幼い醜さがある。それは綺麗なんかじゃなくて、堕ちないように足掻くこともある。 でも必死に自分の立ち位置を見つける姿は、"青春"そのもので。 この作品は、まさに"青春"でした。 神楽、渡り廊下、バス停。 それぞれの情景が綺麗で、二人の感情の波に飲み込まれながら、ページをひたすらに捲りました。 i want あなたが欲しい。 これほどストレートな想い、たった一つの純愛物語。 素敵な作品をありがとうございました。是非、ご一読を。

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★★★★★
2009/08/25 02:47
投稿者: 里恵 さん
(>_<)

めっちゃ感動しました!! これは是非読んでほしいです。

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