snow flake〜罪な恋に落ちて〜



街に出て変に思われても困るし、1階を示すランプを合図にゴシゴシと目元を拭う。


¨―――――チンッ¨



開くドアの先に信じられない光景が待ってて、私は小さな箱の中で身動きが取れずにいた。



開いたドアの前に椿がいた。



恐らく階段を使ったんだろう、肩で息をして、壁に片手を付く。

前髪が少し乱れて、頬が上気してた。



接客中だったはずじゃ…


固まったままの私。

目の前でドアが閉まるのをぼんやり眺めた。



¨―――ガンッ……―――¨


鈍い音と共に、閉まりかけのドアが再び開く。

ドアに足をかけて、扉を手で制止し、私との隔たりを排除する椿。
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