【完】最期の嘘
暁の二ヶ月もの長いツアーが半分ほど終わった三月の下旬。
シュガビも、ニューアルバムのツアーが始まろうとしていた。
最終日は東京ドームで行われる。これは本人達にとっては、本当に夢の大舞台である。
ツアー前の最後のオフ、三人は東京ドームを外側から眺めた。
「俺…震えが止まらない。」
「俺もだし。」
「ってか、今だに信じられないっつうの。」
三人共それぞれ、今までの自分の活動を思い出し、溢れる興奮と情熱を体中にたぎらせた。