【完】最期の嘘
ぼろい外観のそのマンションまでたどり着くと、礼治は真っ直ぐ優太の部屋へ向かう。
向かい側が汐の部屋であると聞いていて、尚且つ、優太の部屋は知っていたためである。
優太の部屋の向かいの、『如月』と書いてある標札を発見し、あまり変わらないその表情が少し緩む。
女、嫌いなはずなのに、しーは好き。不思議だ。
礼治はそんな自分の表情の変化に気付き、ぼんやりと考えながらインターフォンを白く細長い指で押した。
向かい側が汐の部屋であると聞いていて、尚且つ、優太の部屋は知っていたためである。
優太の部屋の向かいの、『如月』と書いてある標札を発見し、あまり変わらないその表情が少し緩む。
女、嫌いなはずなのに、しーは好き。不思議だ。
礼治はそんな自分の表情の変化に気付き、ぼんやりと考えながらインターフォンを白く細長い指で押した。