ずっと大好き…この恋は秘密 …

誰よりも…




「みのり?」


廊下の窓からぼんやり空を眺めていたみのりに祐が声をかけた。


「祐ちゃん…


そういえば試験どうだった?!」


「あ〜…まぁ多分大丈夫だよ。

結果は来週くるみたいだけど。


それよりどうかした?

ぼーっとしてたけど」



祐の言葉にみのりは少し躊躇した。


祐や里奈みたいな仲のいい友達には何でも話してきたみのりだったが…


なんだか最近はなかなか相談できずにいた。




自分でもどうすればいいかがわかっているから聞けなかった。








『離れればいい』


答えは一つ。



ただ出来ないだけ…





だから相談できない。



こんなに同じ事ばかりを繰り返している自分を知られるのも嫌だった。


呆れられそうな気がして…






「ううん、なんとなく見てただけ」



だから笑顔を返す。



ぼーっと空を見ていた本当の理由は…

昨日の浅井からの返信メールにあった。









…あたしが過敏に反応してるだけかもしれない。

深い意味なんてきっとない。




ないに決まってるけど…





みのりが昨日のメールを開く。


いくら見つめても飽きないメール。


ドキドキしてしまうメール。









…深い意味はないんだよね?


うん。


絶対にない。







期待してしまう自分に何度も言い聞かした。







from.浅井さん
sub.Re
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オレも


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