365回の軌跡
救急車を呼んだ私は事務所に連絡をいれ、ご家族に連絡をしてもらった。ご家族はすぐに病院に向かうとのことだった。ヘルパーは救急車に同乗出来ないため、私に出来るのはここまでだった。
ただ豊田さんは救急車に乗せられる最後まで微笑んでいた。独りでずっと暮らしてきて、日に日に過去が消えていく。そんな自分と向き合いながら生きていかなくてはいけない。どれほど不安で怖いことだろうか。
豊田さんは脱水症とのことで、数日の入院で済んだが、独り暮らしはもはや危険と判断したケアマネージャーが家族と相談し、息子様が引き取ることになり、私はついに豊田さんに最後の挨拶が出来なかった。でも豊田さんは今でもきっとどこかで笑顔でいてくれてるだろう。
ただ豊田さんは救急車に乗せられる最後まで微笑んでいた。独りでずっと暮らしてきて、日に日に過去が消えていく。そんな自分と向き合いながら生きていかなくてはいけない。どれほど不安で怖いことだろうか。
豊田さんは脱水症とのことで、数日の入院で済んだが、独り暮らしはもはや危険と判断したケアマネージャーが家族と相談し、息子様が引き取ることになり、私はついに豊田さんに最後の挨拶が出来なかった。でも豊田さんは今でもきっとどこかで笑顔でいてくれてるだろう。