【ホラー】秘密
息が白く変わってくのをぼんやり眺めること5分。彼がやっと来た。
独特の足音で私はすぐに気付いた。

『5分遅刻。…何、それ?』
私は彼の荷物違和感を覚えた。いつもより明らかに多い。
「これ?大量にカメラフィルムを持ってきたんだよ。いつもよりたくさん写真におさめたいんだ。」
そう言うと黒い、美容系の専門学生が持つような大きなかばんから、何枚かの写真を取り出した。

『すごい…』
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