【ホラー】秘密


気付くと私は無我夢中で穴を掘っていた。
何のために掘っていたのかは覚えていない。
ただ、腕の痛みからして数時間は掘っていたのだろう。私は疲れてガレキの上に腰を下ろした。

ポケットに入っていた携帯を開くと、時刻は深夜を指している。
『やば。』
私は彼を置いて何をしていたのだろう。飛びあがると私はあの部屋を目指した。
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