KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
啓汰は姫華に抱きつきながら俺たちを見る
「…だったら、俺らの会話の邪魔しないで、自分達の世界に入っとけよ」
俺はあえて、会話と言った
―――キーンコーンカーンコーン…
「昼休み、終わったし…
教室帰るか」
このままサボっててもいいんだけどな…
あと少しだし、頑張るか…
俺は立ち上がる
そして、そっと啓汰の近くに寄り、耳元でこう言った
「お前、俺が殺人人形だとか、バラすなよ?
さっきバラしそうになったから叩いたんだからな?
それと、昇の目が覚めたから、一緒に救護室行くか?」
啓汰は、パァッと笑顔になる