KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





「ちょっ…!」





止めようとする啓汰に、怒りに任せて怒鳴る姫華、それに反抗してわめく女共





啓汰的には、周りにバレると組織にバレる可能性があるから、止めたいだろうな





そうすると…いつか俺も気持ちも組織にバレるよな…





「姫華、やめとけ





あと…こいつら、ただの友達だから。





何の関係もないから、噂とか絶対にすんなよ?」





俺は、自分と啓汰と姫華のために、姫華をとめる





啓汰は、ホッとしたように、息をつく





「やっぱり…!





この、自意識過剰女!」





「あんたみたいな女が、日浦様にあうはずないでしょ!?」





……本当、最低だな…





「ッ…!」





唇を噛み締め、俯く姫華に啓汰が駆け寄る









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