KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「姫華…!」
啓汰は、姫華の背中をさすり、女達を睨む
「おい!
てめぇら…女だからと思って我慢しとけばいい気になりやがって…
ざけんじゃねぇ!!」
これは…殺す気だな……
目が本気だ
女達は啓汰を見て怯えきってるし、姫華はずっと俯いているし…
まともなのは、俺だけかよ…
「啓汰」
啓汰の腕を掴み、女達に近づくのを止める
「離せ…
こいつら…マジ殺す」
俺は、ため息をつき啓汰の耳元で話す
「お前、本当に殺したらどうなるかくらい、分かってるだろ?」