KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





俺は、櫻華をいつで取り出せるように用意する





「姫華が殺されることになるんだぞ?





昇を見ていたら、それがどんなことかくらい、想像つくだろ?





俺に任せて、姫華を慰めろ」





俺は、啓汰を姫華の方に向かせ、背中を押す





「…サンキュ……





迷惑かけたな、鋼柳」





我に返ったのか、啓汰がかすれた声で俺にそう言う





「…気にすんな」





俺は、女達の方に向く





「…噂したら、この程度じゃ済まないから





……姫華と啓汰についての悪口もだ





もし、そんなことしたら……ぐちゃぐちゃになるまで殺してやるよ





分かったら、早く帰れ」





女達は、鞄を持ってそそくさと教室を出て行った









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