KILLER DOLL～君が教えてくれたこと～

「げっ……」





それを見た啓汰が俺の背中にはりつく





「ただいま」





俺はそう返して啓汰を背中からはがして救護室の扉を閉める





「ん？





二人で帰ってきたのか……





珍しい…」





所長が俺と啓汰を見てそう呟く





「昇さんっ





具合、どうすか！？」





啓汰は心配そうに昇を見て言った





昇は柔らかく笑う





「大丈夫だよ





心配かけてごめんね」





…なんか昇と啓汰の方が親子って感じするんだけど





俺はそう思いながら、所長に声をかける





「啓汰に仕事手伝ってもらいたいんだけど、いい？」