KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
所長は俺を見て首を傾げる
「昇の分の仕事もしないといけないから…
俺一人じゃ、終わらないんだよ」
俺は付け足すようにそう言った
「ごめんね、鋼柳」
「…謝るくらいだったら、さっさと治せ」
俯いてしまった昇にそう言うと、昇は柔らかく笑った
「あぁ…
そう7いうことなら別にいいけど」
所長が俺を啓汰を昇の顔を見ながら言った
「…あ、そうそう……
仕事のことなんだけどさ…もう、一回一回仕事が終わったら報告する必要ないから」
「…必要ないって?」
所長が言い終わった直後に首を傾げながらそう聞く昇