KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





烈狗はそう言って、女を連れてさっさと出て行った





俺は櫻華を鞘に入れる





「ふぅ…





鋼柳!烈狗様ぬ失礼なことしちゃダメだよ!?





いくら鋼柳でも、烈狗様には勝てないんだから…」





昇が早口でそう言った





…そんなに強いのか、あいつは






「そんなこと言われても、俺、あいつのこと知らねぇし」





俺は首を傾げてそう言った





「…あの人はこの組織の一番上の人だ





…ま、一番上って言っても、俺は知ってる限りの事だけど」





扉を閉めながらそう言ったのは、啓汰を連れた所長だった





「実際は、一番上の人は別にいて、その人を守ってるのが天守様と烈狗様っていう噂もある」









< 303 / 356 >

この作品をシェア

pagetop