KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
少し想像してみたが…所長にして良かったと思う
昇は…笑っているけど、目が本気になっていそうだしな
「啓汰…
昇の分の仕事をしに行くぞ」
「いやだ」
俺は、何回かまばたきをして、啓汰を見る
…ほう
反抗期か
「あっそ」
俺はそう言って、櫻華と紙の束を持って救護室の扉へ向かう
「じゃ、行ってくる」
扉の前で一回振り返って昇と所長と啓汰にそう言う
「…やっぱ行く」