『縛』
調度、足音がさしかかる。

「ちょっと、いないし。
もっと奥かなあ?」

「ほんとに見たの?」

女の子達が走って行く。


足音が去っても、
心地よくて、

ずっと、そのままでいた。


「ねえ・・?」

遠慮がちに、声がかけられる。

「はっ?」

「女の子たち、
もう、いったわよ?」

彼女が、苦笑した。



「え?まじ?
・・だな。」



戸惑い気味に腕をといた。




 

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