愛は要らない


言い訳のような遥の言葉に、綾野が冷たい視線を向ける


「私に黙って吸うあたりが、物凄くムカつきます。あと、吸ったなら消臭ぐらいしたらどうですか?」

「そこまで言わなくても・・・」


遥は苦笑いをしながら、綾野の顔を覗き込む


「煙草臭い!!!」


遥の頭を叩いて、綾野は寝室を出ていこうとする


「どこに・・・?」

「客室で寝ます」

「煙草一本吸っただけで、そこまで怒る?」


遥が綾野の腕を掴む


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