愛は要らない


笑えて、遥の目が一枚の絵で止まる

湖の白鳥


「これ、くらいか・・・」


立ち上がって、額縁に触れてみる


「・・・・・・???」


今、何か絵の後ろから落ちた

引き出しの裏に落ちてしまって、よく見えない


「あぁ・・・」


頭を抱えて、引き出しを動かすことにした

今まで動かしたことはないが、見た目に反して重い


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・封筒?」


セロテープが貼られているが、接着が甘かったらしい


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