一緒
夜の橋を渡り、僕は思わず道頓堀をみつめた。

「このまま落ちたらほんま忘れるんかな?」

呟き頭を下げた時やった。

事件が起きたのは。



 どぼんっ



「な?な?な!」



 ばしゃばしゃ



「あたしっ泳げな…」



 どくん



「し………い……だれか」



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