秘密の生徒会探偵団☆
って散々ヤダとか言ってたくせに時間通りに正門で待っている自分がむなしすぎる……。
そんな風に思っているところに陵が走ってきた。
「お待たせ。んじゃ、早速いくか。」
そういって歩きだそうと陵が正門にむかうと陵の髪に寝癖がついていることに気づいた。
「プッ。………陵、ちょっと待って。」
「ん……?」
振り向く陵に近づいて髪に触れようとするけど……。
「陵、背高過ぎ。ちょっとかがんで。」
「アホ。お前がちいせえんだよ。」
そんな風に言いながらも少しだけかがんでくれる陵。
なんとか届いた髪をてぐしできれいに整える。
「これでよしっと!!
寝癖ついてる人の隣歩くとか恥ずかしすぎだもーん。」
「悪かったなっ。寝癖ついてて!!
もう、置いてくからな!!」
バーカ♪
顔赤くなってるっつーのっ。