秘密の生徒会探偵団☆
「兄貴はあの日、誰の協力も求めなかった。
俺は必ず誰かをつける。」
「はぁ……あんたホントわかってないね。
まさくんの弟なら同じ行動をとるのは目に見えてるでしょ?
俺は傷ついても他の人を巻き込みたくない。
それのどこか誰かをつける。よ」
不満そうな声で続ける姉貴。
「あんたは嘘がうまいから信用できない。
今の電話だってなんの作戦なのかわかったもんじゃない。
たとえ陵のいってることが本当でも、あたしは信じられない。
だから、忠告しにきた。」
「………。」
「事件であんたが傷つくところを見たくないの。
体に見えるところも見えないところも。」