秘密の生徒会探偵団☆
「………っはぁ」
溜め込んだ息を、俺は全て吐き出した。
由比を守れ?
んなこと……最初からできたら苦労してねぇよ。
「はぁ……。」
「そんなにため息ばっかしてると、幸せは逃げちゃうんだよーん。」
え……この声……まさか
「ゆ、由比!!!!/////」
「な、何いきなり……。
そんな驚くことないでしょ?」
うぐ……つい動揺しちまった……。
「何だよ、いきなり……。」
「いや、別に〜
ただずいぶん焦ってたなぁって思ってさ。
あ。別に無理に聞こうとは思ってないから。」
そういった由比は、特に気にしていない様子で勝手に俺のバッグを物色し始めた。
「あのさあ、陵。」
「ん?」
「もしかして好きな子とかいるの?」