秘密の生徒会探偵団☆
ピリリリリリリ
元気よく鳴り響いたケータイの着信音。
ラッキー♪
「電話。」
「知ってる。早く出れば?」
けっ。可愛げねーの。
額をさすりながらケータイを開くと、勇人からだった。
「おう。ずいぶんと早いじゃん。」
『バカやろっ!!んな早くできるわけないやろ!!って、こんなことしてる場合ちゃうわっ
とにかくテレビつけてみぃ!!大変なことになっとるでっ』
あまりの勇人のあせりようにこっちも冗談なんて言ってられなかった。
「由比!!」
電話を耳に当てながら由比を読んだ俺は、人の家だということも忘れて、階段を駆け下りた。
「ちょっと!!陵!?」
あわててバタバタと俺の後ろを駆け下りる由比。
バン!!