秘密の生徒会探偵団☆
「そ、そんな……/////」
「安心せぇ。
俺は何も面白半分で鎌かけたわけやないで?
由比のことやから、どーせくだらないことで悩んでるんやろうなーって思っただけや。」
くだらなくて悪かったですねー……。
机に突っ伏したあたしはボソッと勇斗に嫌みを含めた声でいった。
「まぁまぁ。
まさかあたしらもこんなことになってるとは思っても見なかったわ。
大丈夫、あたしら2人はあんたの味方だから♪ね?」
ニコッと笑う七海の笑顔。
聖母マリア様かあんたはっっ!!
「でもよくよく考えてみれば何でこのタイミングに陵はキスしたんやろ?」
「え?」
「確かに……今は事件をおってるわけでしょ?
陵のことだったらそういうとこ敏感そうだもん。
そんな簡単に自分の気持ち出さないよね。」
それってまさか……
自然の血の気が引いた気がした。
静寂に包まれた部屋。
思わずあとの2人に目配せをする。
七海はコクンと首を縦にふり、勇斗はやれやれとでも言うように頭をぐしゃぐしゃとして苦い表情を浮かべた。
あぁ……やっぱり。
「あいつは覚えてへん。」
「覚えてないね。」
「覚えてるわけがない。」
勇斗、七海、あたしの声が同時に発せられた。