秘密の生徒会探偵団☆
次の日
いやいやながら七海が選んだワンピースに袖を通す
「由比ー。着れた?」
「う、うん」
ヒョコっと物陰からかわいらしく顔を除かせる七海。
そして満足そうに頷く。
「やっぱりあたしの目に狂いはなかったわね♪
ものすごく似合ってるよ」
「そうかなぁ……」
あたし的にはタキシードでもいいくらいなんだけど……。
「いーい?
陵のことはひとまずほっといて、事件に集中するのよ?」
「わかってる。」
陵はどうせ何とも思ってないだろうし、わかってても事故だし。
そう思うようにしているけど、微かに、ホントに微かにだけどその考えを残念に思ってる自分がいた。
でもそれが何故かわかんない……。