秘密の生徒会探偵団☆

次の日



いやいやながら七海が選んだワンピースに袖を通す


「由比ー。着れた?」

「う、うん」



ヒョコっと物陰からかわいらしく顔を除かせる七海。
そして満足そうに頷く。



「やっぱりあたしの目に狂いはなかったわね♪
ものすごく似合ってるよ」

「そうかなぁ……」



あたし的にはタキシードでもいいくらいなんだけど……。



「いーい?
陵のことはひとまずほっといて、事件に集中するのよ?」


「わかってる。」




陵はどうせ何とも思ってないだろうし、わかってても事故だし。



そう思うようにしているけど、微かに、ホントに微かにだけどその考えを残念に思ってる自分がいた。






でもそれが何故かわかんない……。


< 291 / 471 >

この作品をシェア

pagetop