私の可愛い小悪魔BOY


「…じゃあな、美優」

「うんっ!また明日ねっ」


ピッ

画面を見てみると
30分14秒と表示されてた。

そんなに話してたか…。

美優と話してると
あっという間だな…。


「おーい!拓海ーっ」


海の家のほうから
俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

海さんの声だ。


「はーいっ」


返事をして行ってみると
海さんが真剣な表情で立ってた。


「どうしましたか?」

「明日から仕事だな」

「はい」

「実は…美咲のことなんだがな」

「なんでしょうか?」


海さんは周りを見た。

たぶん河原がいないのを確認したんだ。

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