私の可愛い小悪魔BOY


「美咲のやつ…実は体弱くてな」

「えっ!?そうなんですかっ!?」


ビックリした…。

でも確かにそういえば
体育祭のとき見学してた気がする。

体…弱かったんだ…。


「普段は明るく振る舞ってるけどな」

「それで…俺はどうすれば…?」

「気をつけてやって欲しいんだ」

「…?」

「無茶しないように」

「あ…はい。分かりました」


俺は大きく頷いた。

でもふと疑問が浮かんだ。


「なのにバイトに呼んだんですか?」

「俺は呼んでねぇよ」


海さんは苦い顔をした。

どうゆうことだ…?


「美咲が来たいって言ったんだ」


はっ!?

俺が聞き返そうとした瞬間


「おじさーんっ!」


河原の声だ…。

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