僕らの時間
「高原」

「んー?」

「高原」

「…何?」

「たかは…」

「もー!何やねん!!」

やっと俺の方見てくれた。
物凄い深い皺が出来てる。
可愛い顔してんねんから、そんな顔したらあかん。

「たかちゃんが、こっち向けへんからやろ」

「オカマか!」

頭を叩かれた手を掴んで俺の体に寄せた。




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