~Snow White~『一巻』
「王子さま?」
「そう、あの雪の日・・・
私に手袋をくれて約束した
男の子を私は王子さまにしたの。
それがトモだったなんて・・・・
初恋・・・・が
実ったなんて私はなんて
幸せものだろう・・・・」
「雪湖の心はあの日出会った
幼い日のまま・・・
キレイで汚れない・・・
それがうれしいな・・・・」
「ママがね・・・・
いつもあの花を手入れしながら
雪湖の心もこのバラのように
真っ白でキレイなのよ。
いつか愛する人が現れた時
その人にだけ
違う色で染めてもらいなさい。
って言ってた・・・・。
だから私は何色が好きって聞かれたら
迷わず白って答えるけど
今は、青も好きになった。」
智久の手を顔に持って行って頬ずりした。
「そう、あの雪の日・・・
私に手袋をくれて約束した
男の子を私は王子さまにしたの。
それがトモだったなんて・・・・
初恋・・・・が
実ったなんて私はなんて
幸せものだろう・・・・」
「雪湖の心はあの日出会った
幼い日のまま・・・
キレイで汚れない・・・
それがうれしいな・・・・」
「ママがね・・・・
いつもあの花を手入れしながら
雪湖の心もこのバラのように
真っ白でキレイなのよ。
いつか愛する人が現れた時
その人にだけ
違う色で染めてもらいなさい。
って言ってた・・・・。
だから私は何色が好きって聞かれたら
迷わず白って答えるけど
今は、青も好きになった。」
智久の手を顔に持って行って頬ずりした。