猫を捕らえろ?

…っもぉぉおお!


しょうがない!

あんな怖いお兄さんに捕まりたくないし……行こう!!


私は黒李と反対の道を進んで行く。

「おい!あの女の子の写真まわせ!!ぜってぇ捕まえろよ!!!!」




………こわああああ!!!


スピードを少し上げて走る。


「まぁぁぁぁてぇぇええ!!」


『そう言われて待てるかぁぁああ!』


「…それもそうだな…」


納得しちゃったよ!


「よし!!んじゃ、まつなぁぁぁああ!!」


『はーーい!!!』


「えぇ!?」


…馬鹿だ…。



そんなコントのようなものを繰り広げながら、もう少しスピードを上げようとしたその時…!!



「あ!!みっけ!!!」



前方に鬼らしき人達がぁぁあああ!!


「お前らぁああああ!!よくやったぁぁああ!!ぜってぇ捕まえろぉぉおお!!」



後ろのお兄さんが叫ぶ。


………あ、これ、危なくね?


はさみうちされてんじゃん!!



『ひ、卑怯だ!!』


そんな事を言いながらも前に進んでく。



そしてとうとうお兄さん達に捕まりそうになった時…!




ッサっとしゃがんでかわす。


「「「っぃだ!!」」」


後ろのお兄さん達と前のお兄さん達が衝突した模様。



よし!


スルスルとよけながら逃げてく。




…よっしゃ!!



鬼の集団から抜けること達成!!





『ふんふんふーん♪』


気を良くした私は鼻歌をうたいながらテッテケ走って逃げたのだった…。




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