オサナナジミ


辰也クンがアタシを・・好き?


「俺待ってるから。未穂チャンが答えを出すまで。いい返事じゃなくても、言って欲しい」


手を離し、部屋を出ていってしまった


触れられた手が熱い


気持ちを落ち着かせるため、お冷を一気に飲んだ


『んっ』


乾いた喉に染み渡っていく


少しだけ冷静になれた気がする


でもまだ何も考えられない


アタシ動揺してる?


頭が回らない


気が動転しちゃってて呼吸すらまともに出来ない


「未穂?」


アタシの様子がおかしいのに気づいた由梨がアタシの隣に座った


「未穂?大丈夫?なんか青ざめてるよ?」


アタシは手鏡で見てみた


そこに映ったアタシの顔はさっき見た赤らんだ顔じゃない


病人みたいな顔


『何これ?』


「冷えた?ちょっと外出よっか」


由梨は横山クンにことわってアタシを外に連れてってくれた


『っごめんね。横山クンといい感じだったのに』


「まさか。未穂の体のが心配」


アタシはこの由梨の言葉が凄く嬉しかった


つい涙がでそうになる
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