時の旋律

俺はこれ以上見ていられなくて、柚歌に背を向けて光の方へ進み出す。


だけど途中、あることを思い付いて、足を止めた。

「…柚歌。」

その声に「…何?」と消えそうな声で反応する。


「柚歌の本当の名前って何?」

「えっ?」

俺は柚歌の方をむき直す。



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