時の旋律

「だってさ、「斎藤柚歌」ってゆうのは俺と会うために名乗った高校生としてのお前だろ?」

俺は駿河の言葉を思い出す。

時が止まってしまった柚歌。

時が止まる前は、誰だったんだろう。





「俺は「柚歌」には別れを言った。
けど、その人にはまだ言えてない。」



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