【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「コルァー一輝!!ケガ人は大切に扱えっ」


「は?ケガしたお前が悪い」


た、確かに…!!

まじで正論。


「うーっせ!!そんな言ってると、エラーしまくるぞ」


負け惜しみとは、このことなのかも。


「はいはい。ケガ人はおとなしくしとけよー」


そう言って、また準備に戻って行った。


「キョンキョン!!一輝のスコア、全部エラーって書いといて」


「あはは♪了解」


あー!!俺も試合出たい!!野球したい!!

そろそろストレスも限界。




「爽、足の方は順調か?」


突然話しかけてくれたのは、キャプテンの成宮雄一郎さん。


「足よりも俺、野球できない病で死にそうっす!!」


俺はすげぇまじなのに……


「はは!!そっか、死ぬなよー」


軽くかわして、爽やかな笑顔!!

当然この人も超モテるんです、はい。
< 9 / 352 >

この作品をシェア

pagetop