‡キミ想い‡
お祭り、裕と来ても楽しそうだな。
きっと……。
きっと、兄妹みたいにはしゃぎながら、楽しいお祭りを過ごせるんだろう。
そんなことを考え、メールの文を打つ。
すると、頭にある言葉が過った。
「来年は2人で行こう」
……ダメだ。
やっぱり思い出してしまう。
いくらもう思い出だからといっても、本当ならば、今日は結輝と2人でここにいた筈だったから。
送信ボタンを押し、返信を待つ。
「裕とお祭り行ってみたい」
そんな内容を送った。
返信が来て、メールを開いてみる。
「行くなら、付き合ってからがいいな」
………これは、どういう意味なのだろうか??
少しずつ頭の中がぐるぐるし始める。
私達は周りの異性よりも仲がいい方だと思う。
でも、裕は別に私のことを好きだとは思っていないだろう。
漫画でよくある。
“自分”をどう思っているか聞いて、“妹みたい”と言われた主人公は、大抵失恋しているからだ。
読みすぎ……なのかな。
でも、私はメールに「行ってもいい」と送った。
それは……そう。
もしかしたら、私からの告白だったのかもしれない。