‡キミ想い‡
もう少ししたら交代の時間。
そろそろ手を出すのにも飽きてきた頃……。
「ちょおーーっ!!!!!」
真央里がいきなり声を上げたため、何かと思い聞いてみると……。
「だ、男子に手、握られた…!!!気持ち悪ぅ!!!!最悪っ!!!!」
「ま、マジで??気持ち悪…」
いったいどんな人達だよ……。
普通手握るか?!
そして再び、手を出した瞬間……。
……!!!!!!
「きゃあぁぁ!!!!!!」
思わず手を引っ込めようとしたが、無駄だった。
それもその筈。
今度は私が手を握られた……というか、捕まれた。
要約離され、私はふるふると震えながらその場に突っ伏した。
「あ、ああ有り得ない…!!」
「マジなんだよ全く!!」
うちらは2人で愚痴り合っていたが、隣の男子2人は気にせずに女子観察をしていた……。