‡キミ想い‡





今日が終わったら、ここに来るのは来年になってしまう…。

考えたくないけれど、もしかしたら私の隣に、もう彼はいないかもしれない……。


そう考えると余計、帰りたくなくなってしまった。

時間は過ぎるだけなのに……。
このまま止まってしまえばいいのに……。




私達は周りに気付かれないよう、そっとキスをした。







来年もまた…2人で来れるといいな。



手を繋ぎ直し、私達は駅へと歩を進めた。














「大好きだよ。幸せな1日をありがとう」








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